LOVE✪MIRACLE

「・・・ゴメン、恵夢」

「え・・・?」

「・・・俺、他に好きな子が出来たんだ」


ガシャン。

私の心の中のガラスが、一気に砕け散った。

ウソ・・・。

ウソ・・・でしょ?


ねえ、翔。

本当は嘘なんでしょう?

いつもみたいに、私をからかっているんでしょう?

膨らんでいた私の心が、一気に萎んだ。


「ゴメン・・・恵夢」

「謝らないで!ゴメンなんて聞きたくない!」

「恵夢・・・」