LOVE✪MIRACLE

「あっ、おい!恵夢」

「恵夢、待ってよ!」
詩織が走って、私を追いかけてくる。

翔なんて・・・翔なんて・・・!

大っ嫌い!!

もう翔の顔なんて、見たくない!酷いよ!


はあはあ・・・。

とにかく、翔の顔が見れない場所にまで走り続けていた。


もう私の顔は、涙でぐちゃぐちゃになってるはず。

酷い顔・・・。



「恵夢ー待ってー」
後から詩織も追いつく。



「恵夢・・・本当に大丈夫?顔真っ青・・・」

「・・うん、なんとか」

「でも、翔くん本当に酷いよ!最低!」