LOVE✪MIRACLE

本当は、大丈夫なんかじゃない!

今にも倒れてしまいそうなくらい、もう、足は限界を超えていた。


でも、詩織に心配をかけたくないから・・・・。


しばらく詩織と歩き続けていたら。

不意に、後ろから声をかけられた。


「恵夢・・・?」


世界で一番好きだったはずの声。


「翔・・・」


私は返事を返すけど、今は翔の顔がまともに見れない。

そして、翔の顔が、だんだん青ざめていくのが分かった。