桜が舞う未来のいつかで過去の話を

小学生最後の親子参観日での出来事。

みんながお母さんやお父さんたちと作業をしてる中
私は一人作業をしていた。

すでに慣れていて私にとっては当たり前だったため気にならなかったが、みんなは不思議がっていた。


翌日

「お前ん家親いないの?」

「嫌われてるの?」

「なんで昨日親来てなかったの?」


と質問攻めされ

「二人とも仕事で来れなかったんだ…笑」と答えると


みんな口々に
「お金持ちなのにかわいそう」と言った。





可哀想。小学生ながらに私はこの言葉に深く傷ついた。


みんなは悪気があったわけではなく、興味で聞いてきたのだろう。
私もそれは分かっていたからあの日の寂しさを忘れ今までとは変わらず過ごすようにした。


しかし、あの日からみんなと距離が出来てしまった。

”普通じゃない”

”お金持ちのお嬢様”

”私達とは違う”

グループ活動では私だけが余り、休み時間はずっと一人。


みんなと少し違ったらすぐ”大金持ちだから~”と言われて。





たしかに私は世界有数の企業・花咲グループの一人娘。

小さい頃から環境は整っていたと思う。
欲しいと言った物は全て親が買ってくれた。

自慢じゃないけど私もお金持ちだと思う。

誰が見てもそうだ。
誰もが羨む。
そして口を揃えて

「幸せ者だね」と言う。

私はうんざりしていた。


大金持ちだからと言って人生幸せなはずがない。


そう言えば

「嫌味に聞こえるからやめなよ」って。






誰も私の気持ちは分かってくれない。

親からの愛を感じられなくなった私の気持ちなんて。







作り笑いをする日々が。

みんなと距離を感じる日々がとても辛く寂しく感じた。