その後、私は、瑠香を寝室に運び、ベットの上に静かに寝かせ、
それから、頭を優しく撫でその場を後にする
そのまま自分の部屋へ行くと、扉の隣に瑠衣が寄りかかっていた
私は、顎でついてくるよう合図すると、
部屋の中へと入って行った
瑠衣「……本当に来るの?」
私が座る前にそう聞く瑠衣
「…あぁ」
瑠衣「…なんで……瑠璃…あいつらに何されたか忘れたの…?」
瑠衣は、顔を歪めながら、質問を重ねる
「…忘れてない」
瑠衣「じゃあ、なんで…?」
「このままじゃダメだと思ったから」
「このままじゃ、終わらないと思ったから」
私は冷静に、そして真剣さを目に宿し答える
すると、私の目を見て諦めたのか分かったと一言、瑠衣はそう言った
