「……で、なんて言った?」
抱き上げたあと、すぐに眠ってしまった瑠香を膝の上において、落ちないように腕で固定するように座った私
の前に向かい合いで座った瑠生
そんな2人の間に流れる沈黙を破ったのは、私の言葉
瑠衣「……瑠香が、天使?が出てくる本を読んでたんだ」
「……で?」
瑠衣「……この世界は魔王に占拠されてるから天使なんかいない………って言いました…」
………………
「…………は…?」
あ?そんなくだらないこと…?
「……てめぇ…ガキかよ…」
瑠香が寝ているからと配慮し、小さい声で言った
瑠衣「す、すみませんでした!!!!」
あ、バカ!静かにしろよ!
瑠香が寝てんだろ!と、殺気を飛ばすと、「すみません…」と、瑠衣は土下座をした
