月下の少女


確か、仲辰夫は8月5日に一般人への暴行をはたらき、数名の被害者を出した。


一般人を守った関東連合が暴れる仲辰夫を押さえ込んで警察に受け渡したのが9月6日だ。


それを繰り返して何になるって言うわけ?


「今回、俺は捕まりもせず俺を年少にぶち込んだお前らに復讐する。お前らが憎いからやる。ただそれだけだ。」


狂ってる…。


罪を犯して少年院に入った。


当たり前のことを他人のせいにして付け上がる。


同じ人なのか疑いたくなるほどイカれてる。


「なら、今度はムショにぶち込んでやるよ。暴行罪に違法薬物、銃刀法違反、他にも余罪が沢山ありそうだ。しばらく出てこれねぇようにしてやるよ。」


瑞希さんも冷静さの中に怒りがフツフツと湧いてきているのが分かる。


守るべき街の人々が傷ついたんだ。


タダでは返さない。


私はフードを深く被り直し、戦闘態勢に入った。


「ハハハハハッ!この人数差でお前らに勝ち目なんてあんの?300人だぞ?俺らはお前らの嫌いな武器を持つ。お前らは丸腰だ。馬鹿だなぁ。嫌になるよ…。」


仲辰夫の目の色がギラりと変わり、黒い空気が漂う。


「ここにいるヤツらはお前ら関東連合に潰された族のやつとお前らに恨みがあるやつばかりだ。こいつらの恨みをどう止める?楽しみだ…。」


一度シーンっと静まり返り、敵の一人が金属バットを地面に叩きつけたのを皮切りに両全勢力がぶつかりあった。



「「「うおぉぉぉぉおお!!!!」」」