月下の少女


「今日の話題は、最近できた新勢力について。雪也、集めた情報教えてくれる?」


司会は昂さん、それを周りが聞くような感じで進行していく。


新勢力?いつの間にそんなものが。


「うん。1か月前くらいから正統派以外の暴走族が集い始めていて、それが1つの組織になった。それが、<大蛇>。なんでも関東連合丸ごと絡みとってやるって意味らしい。」


大蛇。
初めて聞く組織。

関東連合の活動で不正行為を働く集団はだいぶ少なくなったが、まだ多々存在する。

それが、ひとつになった?


まずいな…。


「その大蛇のトップがこいつ。仲 辰夫(ナカ タツオ)。1か月前まで暴力沙汰で少年院に入ってたけど、出てきて早々この組織を作ったみたい。関東連合がきっかけで少年院に入ったから相当俺らのことを恨んでるし、何しでかすかは分からない。」


「で、その大蛇ってのは今どれくらいの勢力なんだ?」


「総勢250名。武器の所持数は不明。銃も持ってるって噂が絶えないね。今のところ一般人に手を出したとかは聞かないけど、時間の問題かな。今俺が持ってる情報はそんなところ。」


「随分えげつない集団ができちまったもんだな。」


「わかった。雪也は引き続き大蛇の情報を集めつつ動向には注意しろ。昂は雪也のヘルプに回ってくれ。淳治はメンバーたちと街の見回り強化。俺は春陽と動く。」


「「「了解。」」」