2人が倉庫内を歩くと、メンバー達は一斉に頭を下げ、人と人の間に道ができた。
「総長、副総長お疲れ様です!」
「「「お疲れ様です!!!」」」
「お疲れ。そういうのいいって前から言ってるだろ?」
「そうそう。瑞希はそういうの好まないのお前らも知ってるでしょ?」
「いえいえ、そういう訳にはいきません。幹部室でお2人とも待ってますよ。」
「あぁ。わかった。」
メンバーと短い会話を交わし、その後再び奥の扉に向かって歩いた。
昂さんが扉を開けると、中には見覚えのある人たちが2人集まっていた。
「遅いぞー。で、探し人は見つかったのか?」
「あぁ。後ろにいるだろ?」
え、私って探されてたの?
てっきり偶然会って連れてこられただけだと思ってたのに。
「こいつ、見たことあるだろ?この前店で酔っ払ってたやつ。真田淳治。ここの幹部で特攻隊長だ。」
「適当に淳治とでも呼んでくれ。この前は月下の少女とは知らず情けないところをみせて情けない。」
「いえ。気にしてません。影中春陽です。私のことも気軽に呼んでいただいて構いません。」
厳つい体つきのわりに人当たりは柔らかい人だ。
酔っ払ってた時よりはキチッとしている印象だ。
「んで、隣にいるのが初めてだろ?宍戸雪也だ。うちの情報管理を任せてる。」
宍戸雪也…。
どこかで見たような…。


