それが出来なくなった時、私は死のうとすら考えている。
いずれ、自分で動くこともできなくなって自分で死ぬことも出来なくなる。
そんなのは嫌だ。
自分で人生を選ぶ。そう決めた。
「あと、どれくらいかな…。」
毎日漠然と残りの生について考える。
毎日同じような日々が送れているってことは、病気が進行していないってこと。
そんな毎日が続くことを願いつつも、何か変わってくれればいいのにと贅沢な願いを抱いてしまうこともある。
関東連合と関わりを持ってから、私の周りが少しずつ変わってきた気がするのはこんな願いを持ってるからなのかな。
それから数日、顔の赤さが引けるまで私は部屋にこもる生活を送っていた。
この数日で外の世界が動き始めていることも知らずに…
1週間ほど活動を休み、久しぶりの外出だ。
昨日はonyxの手伝いをして、今は裏通りを散策している。
今日は8月22日で、時刻は21:47
日の入り時間は18:22
翌日の日の出時間5:06
なんか、街の雰囲気がおかしい気がする。
トラブルが多い訳では無いがすれ違うガラの悪いヤツらが私のことをニヤついた目で見てくる。
何かあるのか?
確かあいつらは不正行為をしている暴走族の連中だったはず。
なにか企んでるのか?
私はいつも以上に神経を研ぎ澄ませながら街のいたるところに視線を走らせた。