血だらけ?
あー、1回だけそんなこともあったな。
「何かを守るように立っていたからなにを守ってるのかと思えば、捨犬を守ってたな。」
「あれはアイツらがあの子をいじめてたからちょっと注意ただけ。でもカッターナイフとか持ってたし、私じゃなくてあの子を傷つけようとしたから守ったらあんな感じになった。1発ずつ殴ったらすぐ逃げ帰って行ったからまだ助かったけどね。」
まさかあの場を見られていたなんてね。
なんか、過去の自分、しかも血だらけのところを見られるって恥ずかしい…。
「それからなぜか頭からあの光景が離れなくて、onyxで春陽に会った時はなにかの間違いだと思ったよ。」
じゃあ、恥ずかしいけど、あの場を見られていた事が今に繋がってるのかな?
それなら、素直に良かったって思えるよ。
「春陽の姿をちゃんと見た瞬間、俺のにしたいって思った。絶対手に入れてやるって。」
「じゃあ目標達成したわけだ。」
私はもう他の誰でもない瑞希のものだ。
「まぁ、そうなる。けど、手に入れるってのもなんか違う気がしてきたな。」
「え?」


