恋愛事情に問題アリ?

その日も次の日も舞の意識が戻る事はなかった。


そんな中、兄貴の葬儀が行われた。
俺は
この場を離れられない
舞が目を覚ました時、誰も居なかったらダメだ。

親父が来た。
「何をしている、」

何を?って決まってる

母さんが来た。
「凪に最後のお別れくらい言ってあげて」

そんなの
もうとっくに
言った。

数えきれないくらい・・言ったよ母さん


一向に舞の前から動こうとしない俺に諦めた2人は病室から出て行った。
その時だった。

「・・ん」
「!!」

舞の指が微かに動いて
ゆっくりと目が開かれていく

「舞!気づいたか!」
微かな動きの指を俺の手が握る
それに気づいた舞は俺の方を向いて

俺の事を見て


「凪」


って笑った。



ああ

この笑った顔は
初めて舞を見た時、

初めて俺を見て笑ってくれた時と同じだ


舞が

笑っていられるなら


俺は

俺という存在を


「ああ俺だ、凪だよ。」



捨てよう




舞の放った『凪』になることを決めた。




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