気付いた時には
兄貴の赤く染まった髪が金色に戻ってて
顔もキレイな白に・・
白・・
金色以外はすべて白に見えた。
それを、首から覗く腕まで続いている黒のタトゥーが部屋中をモノクロ化させてる
俺が一緒に居たのに
なんで俺には色がついてる?
兄貴だけがなぜモノクロになってる?
・・兄貴・・
俺・・
「・・舞」
!
舞はちゃんと色ついてるのか?
ふらつく足で、すぐに舞の病室へと向かった。
個室と見られる部屋を開けると、そこには
白いベッドに
横たわっている舞の姿
「!!」
まさか、舞までっ、
「まだ意識は戻ってないけど、外傷は無いから大丈夫よ」
横から声がした。
見るとそれは看護師で。
「気がついたら教えてくださいね」
と言い、病室から出て行った。
は
「ぁ・・」
初めて呼吸をした
そんな感じだった。
「良・・かった」
・・良かった・・?
じゃねぇ、
目を覚ました時、
俺は
舞になんて言えばいいんだ
あの光景を目の当たりにした舞に
なんて・・言えば
早く目を覚まして欲しいのに、それを望まないもう一人の自分が居て
こんな思いをするくらいだったら、いっそ俺も
俺の事も死なせろよ
兄貴・・っ。



