恋愛事情に問題アリ?


それから、俺はなるべく舞と会わないよう、帰宅時間をずらしたり、仲間んとこや、女んちを転々として泊まり歩いていた。
今までが
あまりにも同じ空間に居過ぎた。それがそもそも間違いだったんだ。

でも、すぐにこの気持ちが無くなるわけじゃなくて、だから
舞との距離を
男としてではなく、兄貴としていられるようになるまで

離さなきゃ・・な


そんな時だった。


俺はいつものように女んちで寝てる時だった。
~♪~♪
「?」
あ、俺のスマホか、
「誰だ・・――!!」
画面に表示されてた名前は
ガバアッ!!
思わず、ベッドから飛び起きていた

『舞』 

・・から

「ん~?水南斗?」
俺の行動に隣で裸で寝ている女が気づき起き上がってきた。
ここで出れねぇな・・
て、何言ってんだ。別に俺の側に女が居ようが舞には関係ねぇじゃんか
ばかか、
俺はまだ・・くそ
そう思いなおした俺は、その場ですぐに電話に出た。

そこからは懐かしい、久しぶりに聞く
「あ、水南斗。良かった出た~」
舞の声。

「ああ、なんか用?」
わざとらしい・・冷たく突き放すような声で俺は答えた。
なのに
「今度の日曜日、凪と出かけるんだけど、水南斗も来てよ。」
だと?

「は?なんで俺が、」
「凪の誕生日なの!だからお願い、来てよ!」

「あ」
・・ああ、そっか兄貴の誕生日・・もうすぐだったな。

俺たち兄弟は歳が離れているせいか、仲がいい。
周りの奴らには言えねぇけど、お互いの誕生日とかは把握してた。
それは、俺の誕生日になると、絶対に兄貴は祝ってくれてたから。
その時に必ず、自分の誕生日を連呼して期待してくるってのもあったんだけど
はは。

ま、それじゃ、仕方ないか。
「わかった。時間とかラインして」

そう答え電話を切った。

久しぶりだな。
兄貴に会うの・・

舞に会う・・のも。

ドクンッ

「ち、」
それまでにもう少し、この心臓をどうにかしねぇと。

たかが、電話で声を聴いただけでまだこれだ。

俺の頭の中は、舞と会っても普通に自我を保てるか
心配な気持ちでいっぱいになってた。

でも、

そんな事より


その日が

まさか


あんなコトになる日だとは思いもしなかった。


あの日から


・・悪夢が始まった。