恋愛事情に問題アリ?


「はいお疲れ~♪」


このすっとぼけたセリフで俺の部屋の入口に立つ男。

「ち。」

「お前、兄貴に向かって舌打ちはねーだろ?」


そうそれは俺の兄貴。
そして、
義理ってコトは、舞には知られてねーが、

舞の父親、


凪兄ィ。


ニコニコと笑っているが、手の平は『離れろ離れろ』というサインの振り方をしてる。


「はぁ・・帰ってくんの早すぎ」
そう言って舞から離れると
「絶妙のタイミングだろ?お前が理性保てるギリギリのラインだ。ふ。」
「っ、」 お見通しかよ、

男の事情と俺の好みを知っている兄貴は
同居するって決まったその日に約束させられた。
ここに一緒に暮らしているうちは家族だからな・・と。
これを言われた時は、単に家族扱いしてくれてるって喜んでたんだけど
そのうちだんだんと、その言われた言葉のイミが実はもっと深いって事を知った。

知らされた。

だから、たまに俺が暴走しそうなときは
ナイスなタイミングでこの兄貴は現れやがんだ。
どーしてわかんだ?ここGPS付きのカメラでも付いてやがんのかっ?

「凪~~♪おかえり~~~~」

とうの舞は俺といま今キスするかしないかって場面を迎えておきながら
兄貴を見た途端、そんな事忘れたかのように
笑顔で兄貴の元へ駆け寄って行く。

しかも抱きつく。 むかっ(怒
そして
「ねぇ、凪、水南斗ったらさー、ウソつくんだよ、」
「っ!!」

「へぇ、どんなウソだ?」 にっこり
「んーとね、胸・・」
「うっわ~~~~~~~~~~っ!!!」

「ん?なに?水南斗うるさい。」
「そうだな、水南斗。ちょっと顔貸せ。」
「――――っっっ!!!」
「舞は自分の部屋で勉強だ。」
「え~~~~、もう凪、そーゆうトコ厳しいんだから」
「はは。」
「ははっ」 ←って笑えねーよ!俺はっ
つか、
その笑顔、こえーよ!!

それから兄貴の部屋で、瞬時に
落とされたっけ。