でも、低血圧だと言っていたような。
雅宗は私の手首の金具の部分を摘んでかちゃんと内側に回した。簡単に手錠は外れる。
こんなの、私にも外せたのでは。
はあ、と息を吐く。まあとりあえず。
「雅宗は起きる? 私、シャワー浴びて朝ご飯作るけど」
「僕が小梅ちゃんシャワー浴びてる間に朝ご飯作っとくよ。浴室出たらタオル洗濯機に入れて回しといて。シーツも洗いたいし」
前半言われた言葉に衝撃を受けて、後半の部分が入ってこない。
「え? え、なに?」
「ベッドシーツさ、前の子が来てから洗ってないんだよね。そんなとこに小梅ちゃん寝かせるのもなって」



