その手は器用だ。
「小梅ちゃん、食べさせて?」
有無を言わせない圧。
私が否を示すよりも前に、服の上から胸の尖りを食べられた。びく、と身体が跳ねるが、気にせず雅宗が食む。
逃げたい、逃げられない、逃げたい、けど、気持ちいい。
相反する思考回路。感情がぐちゃぐちゃと混ぜられ、脚がばたつく。
止めを刺されるように、脚の付け根に膝が押し込まれた。先程と同じみたいに、と思ったけど違う。
ぐい、と揉み込まれる。ひ、と息を吸ったのか吐いた音が耳の近くで聴こえた。
「んあ、あ、あっ」
どんなに腰をひいてもその手からは逃げられなかった。



