顔を背けて、一瞬唇が外れた。
「な、なに」
「ん?」
ぐ、と顎を掴まれて顔を戻される。開いた口に、舌が入り込んだ。
歯を舐められ、上顎を擽られる。雅宗の肘を掴めば、その手を首の後ろに、回された。心もとなくて、シャツの襟首を指で触れる。
自分のか、雅宗のか分からない唾液が口端から溢れる。
それを追いかけるようにして、舌がそれを掬った。
がくん、と膝が抜けた。
地面に座り込むより先に雅宗に腰を掴まれる。くる、と位置を変えられ、玄関に座らされた。
足の間に雅宗がしゃがみ、パンプスのストラップを外す。
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