君の胃袋を掴む


なんて返信しようか考えていると、希帆が隣にやってきた。

「遅かったね」
「また講義長引いたの。最初のくだらない日常会話さえ無ければ収まるのに……」
「小幡教授?」
「そう! 小梅ってなんか授業とってたっけ?」
「会計とかそこらへん。結構クレームきてるって友達が言ってた」

はー、と溜息が聞こえる。鞄からミルクティーのパックを出して飲み始めた。

「仕事だったら残業つけられるのにさ」
「俺もそう思う」

同意の声は、正面から聞こえた。私と希帆が前を見ると、知らない男子。希帆が先に口を開く。