君の胃袋を掴む


冷たい、と言いながらアイスを食べていく。
そのまま手を引かれ、ベンチを立ち上がる。

「卵、なんに使うの?」
「……キーマカレーの、温玉乗せ」
「それは無いと駄目なやつじゃん」

温玉おいしーよな、と棒を咥えて喋った。

雅宗は何でも美味しいと言う。
好き嫌いも殆どないし、よく食べる。

部屋に戻り、キーマカレーを完成させた。

冷めた作り置きのタッパーを冷蔵庫に入れる。
その後に雅宗が缶ビールを取り出した。

「小梅ちゃんも飲む?」
「あーうん、ちょっとだけ」

グラスに半分以下を注いでもらい、缶と乾杯する。