君の胃袋を掴む


「それに、行った日の朝ごはんとか女が作ってたりするんだよね」
「何それ、状況証拠?」
「本人が言ってた」
「自供か」
「それって普通に食べてたってことでしょ? じゃあ私じゃなくても良くない?」

つまり、私は最近、この雅宗専属の飯炊き女を辞めたいと思っている。

高校の頃、雅宗にも言ったように、その位置を志願する女もそれに見合った料理を作れる人間も一定数はいるだろう。

何も、母親でも祖母でも彼女でもお手伝いさんでもない私がやる必要ってある?
いや、ない。

いつか漢文で習ったような反語を使ってしまう。