私の立ち位置って、飯炊き女ってやつなんだろう。
「私のご飯ってさ、そんなに美味しい?」
同じ大学に進んだ友人、希帆がこちらを見る。
「美味しいと思う」
希帆にも何度か作ったものをお裾分けしたことがある。
「ミシュランの店出せるほど?」
「ミシュラン……ほどじゃない」
私の欲しい言葉が分かったらしく、言ってくれた。
だよね、と同調。
「雅宗がお金出して店でもやるの?」
「そんな怪しい出資元がある? 毎回飽きずに美味しいって言うけどさ……、A5ランクの和牛も味分けられない舌だし。私の料理、本当は不味いのかもと思って」



