君の胃袋を掴む






現在大学三年。
あれから四年経った今、私は雅宗の家に作りおきまで作るようになってしまっている。

お母さんか。いや、通り越してお祖母ちゃんか。

「これ今月の食費ねー」と月の初めにお金をぽんと渡してくるものだから、その分は作るようにはしている。残りは返してる。

雅宗は大学に行ったり遊びに行ったりぷらぷらしている、らしい。家に行かないと会わないので、よく知らない。

まあでも、高校からの爛れた女関係は健在だ。
友人たちは「まだ死んでなかったんだ」と笑っているくらいだ。

ちら、とテーブルに放置されたペティナイフを見る。