桜が舞い、君に出逢う。

え、なに、怖い。

鬼の形相で近付いてきた彼女は、

私の前に立つと、(多分)全力で、

私の頬を叩いた。

パシンッとドラマでしか聞いた事の

ないような音が教室に響く。

「いった…。」

こんな時でも冷静な自分が恨めしい。

きっと冷めた顔でもしてるんだろうなぁ。

「何よその顔っ!!!アンタが悪いのよ!アンタが、アンタが!」

「おい、何してんだよ!」

アイツは聞いた事のないような声で、

彼女に怒りをぶつける。

彼女は一瞬怯み、そして希空が

殴った。

「きゃぁっ!」

希空は問答無用で彼女を押し倒し、

殴っていく。

「希空!やめて!」