今は陰口だけで済んでいるけど、

一緒に出かけるなんてことをしたら

肉体的にも精神的にも、

いじめを受けるに決まってる。

「そっかぁ〜、残念。」

シュン、と効果音がつきそうなくらい

わかりやすくコイツは眉を落とす。

「用がないならもう話しかけないで」

もうコイツと関わりたくない。

その一心で口にすると、コイツは

しぶしぶ肩を落として自分の席へ戻った。