「俺の事避けたのだって、俺の事気持ち悪いって思ったからでしょ。ならいい、もう関わらないから。」

「っ、〜!雨玃蓮!私の心の声を聞いて!」

(私、気持ち悪いなんて1回も思ってないよ!いつもいつも私と仲良くしてくれてる蓮くんのことが大好きで、声が出せないのに会話出来ることを運命だって思ってたから!だからそうじゃなくてショックで…!)

あれ、これ言わなくても良かったんじゃ…

そう思いおそるおそる見上げると、顔を赤くした蓮くんがいて。

「っ!」

こっちまで釣られて恥ずかしくなる。

「い…今のは、忘れて。」

「やだ。絶対忘れない。」

強くて、キッパリとした声が聞こえた。

「なら俺の事避けてたの、運命じゃないって思ったから?」

恥ずかしくて、俯いてしまう。

「ねぇ答えてよ。お願いつむ」

あ、つむって、久しぶりに呼ばれた。

その心の声が聞こえてしまい

「つむ。何回でも呼ぶから、だから答えて。」

「うぅ、そうだよ!思ってたよ!大好きな蓮くんとお喋り出来るのはきっと赤い糸とかそういうもので繋がれてるからだって!」

言い切った後に、顔を見られたくなくて顔後て逸らす。