「っ!」 この人たちが欲しいのはお金、 じゃあお金をくれたら この人たちは帰ってくれる? その考えが顔に出ていたのか、 美緒ちゃんがあたしの服の袖を引っ張り、 ふるふると首を振る。 「逃げよっ!」 美緒ちゃんはあたしの手を取り 一目散に駆け出す。 でも、実は美緒ちゃん運動が得意ではない。 「はぁ…はっ…」 隣から乱れた息が聞こえる。