「へー」
「へーって!大丈夫なの?委員会も同じなんでしょ?」
「大丈夫だよ!だって助けてくれた時は怖い人って感じだったけど、普段はゆるーってしてない?」
確証はないけれど、雲龍大和君が
誰かに危害を与える人じゃないって
あたしの勘が言ってる。
「まー、確かにそうだけど…。」
「なら大丈夫だよ!ほら、(行く先わかってないけど)行こっ!」
「まぁ、花陽が大丈夫なら大丈夫か。」
美緒ちゃんが小声でぼそっと言った言葉が、
あたしの耳には届かなかった。
「おいそこのお前。」
聞いたことのある声に、眉を潜める。
「どうしたの?」
「…逃げなきゃ」
本能的にそう思った。だってこの声は…
「おい待てや!」
あの時絡んできた、あの二人だから。
「あぁ、今日は連れが違うんだな。もう1人が羨ましいこったなぁ。」
男の2人組はニヤリと気味悪く笑う。
それが薄気味悪くて、背筋が震えた。


