桜が舞い、君に出逢う。

家に帰ると美緒ちゃんが玄関にいた。

「あ、美緒ちゃんただいまのおかえり!」

「あー、おかえり花陽。…あのさ、」

美緒ちゃんは急に声のボリュームを落とした

「花恋の誕生日祝いでプレゼント買いに行かない?」

「おぉ!それいいね!それがいいよ!
希空ちゃんとつむちゃんは?」

「2人は2人でなんかするってさ。」

「わかった!じゃあ今からでも行こう!」

モタモタしていられないと、階段を急いで

登って降りる。

「早いねー」

「美緒ちゃんの方が早いけどね!?」

そう、あたしが急いで準備を終えた頃には

ソファで寛いでいたのだ。

「んじゃ行こっか。」

「うん!あれ、でもどこに行くか決まってるの?」

「あったりまえでしょ。花陽は着いてきな」

美緒ちゃんは悪い人みたいにニヤリと笑った

「おぉ、頼もしい…!」



「そういえば…」

家から出て、歩き始めると美緒ちゃんが

口を開く。

「ん?」

「前に怖い人に絡まれたって言ってたじゃん。」