『恋々愛ちゃんも冷めないうちに食べて! ふーくんのごはんほっぺた落ちるぐらい美味しいから』

『恋々愛ちゃんの口に合ってよかった! おかわりもたくさんあるからね』


『絶対恋々愛の嫌がることはしないって約束するから』

『一緒に暮らそう』


出会ってすぐの頃の記憶が、今も鮮明に思い出せる。

「この人たちなら信じられる、って思ったから」

私は真剣なお母さんの瞳をしっかりと見つめ返しながらそう言った。

今も昔も、優羅くんたちはいつだって私に優しくて……。

みんなだからこそ作り出せる温かな雰囲気に、私は居心地の良さを感じた。

この人たちは大丈夫だって……優羅くんがいるなら安心だって。