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恋々愛と特別寮への帰路を辿りながら、思い返すのは昨日の昼休みのこと。

『俺、恋々愛に告白する』

ちょうど涼と二人きりになった時、涼が俺に言った言葉。

きっと涼のことだから、有言実行したはずだ。

奈雄輝も風磨も凛音も、きっとそう。

『一緒に暮らそうと思う』

……あのとき、こうなることを予想していなかったわけじゃない。

だけど、まさか全員が好きになるとは……。

それに──────────

俺は隣をボーッとしながら歩く恋々愛に目を向ける。

こんな顔をさせてしまうことになるなんて。

俺が寮に誘ったのは、間違いだったのかな？