これまた疑問がたくさん浮かぶ。

「恋々愛、おいで」

ードクンッ。

うぅ……梅乃くんに名前呼ばれるの、全然慣れない。

私は梅乃くんの後を追って、葉森くん以外のみんなが座っている食卓へ。

文庫本に視線を落としながら、静かに読書をする梓川くん。

気だるそうにスマホをいじる楓くん。

そして、頬杖をつきながら私の顔を覗き込む林山くん……。

ち、近い!!

完全に昨日のデジャヴ。

私はスーッと林山くんから目を逸らして梅乃くんの方を見つめた。

「私、全然昨日の記憶がないんだけど、公園で2人と会ったあとって……?」

とりあえず一番気になることから聞いていこう。