え? 風磨、今なんて……。

「えええええ!? 恋々愛ちゃん克服したの!?」

凛音もワンテンポ遅れて理解したようで、すごい勢いで恋々愛に詰め寄った。

「いや、えっと……多分?」

恋々愛は凛音の勢いに押されながら、オドオドと答える。

ホント……なのか?

「まぁ俺はもう実証済みだけどね♪」

…………は?

「はああああ!?」

余裕の笑みでそう言い放った風磨に、気づいたら俺と凛音は鋭い視線を向けていた。

「恋々愛ちゃんにマッサージしてもらったから」

マッサージ、って……恋々愛が?

自分から?