ーフラッ。

っ!?

お礼の言葉を紡いでる途中で突然ふらついた風磨くん。

「風磨くん、大丈夫!?」

私は咄嗟に風磨くんの体を支えた。

きっと日頃の過労だよね……。

あれだけ働いてるのに休養が少なすぎるんだ。

「ごめんごめん、大丈夫……だから」

そう言いながら無理して笑う風磨くんを見てるのがもどかしくて。

……全然大丈夫じゃないよ。

このままだと病院に行くまでにどこかで倒れちゃうんじゃ……。

そう考えたら不安になって─────

「私も一緒に行く!」

気づいたら私はそう口にしていた。