「で、でもっ、ずふ濡れになってしまって……このままだと風邪引いちゃう……」
「あぁ、こんなのすぐ乾きま─────へっくしょん!」
…………。
少し顔を赤くして鼻をすする凛汰くん。
言ったそばからこんな……。
「ふふっ」
そんな凛汰くんがなんだか可愛く見えて、思わず笑ってしまう私。
風磨くんと似ているようで似てなくて。
だけど、自然と大丈夫だと思える。
……それはきっと、凛汰くんがこんな風に素直で優しいからなんだよね。
「特別寮すぐそこだから、寄っていきませんか? だれか着替え貸してくれると思うし」
「……じゃあ──────────」
* * *
「あぁ、こんなのすぐ乾きま─────へっくしょん!」
…………。
少し顔を赤くして鼻をすする凛汰くん。
言ったそばからこんな……。
「ふふっ」
そんな凛汰くんがなんだか可愛く見えて、思わず笑ってしまう私。
風磨くんと似ているようで似てなくて。
だけど、自然と大丈夫だと思える。
……それはきっと、凛汰くんがこんな風に素直で優しいからなんだよね。
「特別寮すぐそこだから、寄っていきませんか? だれか着替え貸してくれると思うし」
「……じゃあ──────────」
* * *