となると、あとは中学生以下の子どもたちしかないない。

………………。

「……あ」

突然降ってきた考えに足が止まる。

私たちがおばあちゃんの代わりに農業のお手伝いをしたら、風磨くんちの力になれるんじゃ──────────

「あっ!!!」

ービクッ!!

やっといい考えが脳裏に浮かんだと同時に、突然の大きな叫び声が近くから聞こえてきた。

な、何!?

体を強ばらせながら声のした方を振り向こうとした、その時──────────

ーバシャッ!!

………………。

……え?