* おまけ *

GWに慎吾ちゃんのアトリエに来てから数日。

土日は凛音と煌音と同じく全員でアトリエに通っていた。

そんなある日の昼下がり。

「優羅〜!」

このヌルッとした呼び方……一人しかいない。

「なに」

玄関でちょうど靴を履き終えた俺は、声のした方を振り返った。

そこには案の定、慎吾ちゃん……と──────────

恋々愛……。

ニコニコ笑顔の慎吾ちゃんとは対照的に、少し元気が無い様子の恋々愛。