対する凛音くんは、しゃがみこんでデスクに腕を乗せ、私を見上げた。

「恋々愛ちゃん、本当にやるの?」

その言葉でハッと止まっていた思考がまたグルグルと巡り始める。

そうだ、いまショーに出るとかなんとかの話してて……。

「やるに決まってる。ほかに俺のイメージに合う子はいない」

「っ!」

こ、この人、ホント勝手な……!!

これまたスパッと断言してしまう寿々森さん。

私はそんな彼を向き直り、真っ直ぐに彼を見つめた。

「私、ファッションショーになんて出られません」

「いや、出る」

なっ!!