昼休みになり、一気にザワつきだす教室。
みんなが鞄やコンビニの袋を持って移動し始めたのを見計らい、私も急いで鞄を肩にかける。
早くこの場を離れなくては!
「恋々愛ちゃん! 一緒にご飯食べ──────────あれ? 恋々愛ちゃんは?」
「いま急いで教室出て行ったよ。何か用事でもあるのかな?」
林山くんと葉森くんがそんな会話をしている頃には、私は教室を飛び出して廊下を歩いていた。
ふぅ……これでひとまず安心。
鞄を抱え直しながら、私は今日のできごとを一通り思い返す。
始業式のために体育館に行くのも、休み時間も、移動教室も……。
朝からずーっとあの5人と一緒だった。
私、完全に悪目立ちしてるよ。
みんなが鞄やコンビニの袋を持って移動し始めたのを見計らい、私も急いで鞄を肩にかける。
早くこの場を離れなくては!
「恋々愛ちゃん! 一緒にご飯食べ──────────あれ? 恋々愛ちゃんは?」
「いま急いで教室出て行ったよ。何か用事でもあるのかな?」
林山くんと葉森くんがそんな会話をしている頃には、私は教室を飛び出して廊下を歩いていた。
ふぅ……これでひとまず安心。
鞄を抱え直しながら、私は今日のできごとを一通り思い返す。
始業式のために体育館に行くのも、休み時間も、移動教室も……。
朝からずーっとあの5人と一緒だった。
私、完全に悪目立ちしてるよ。