()かさないと!

服も昨日のまんまだ!!

私はベッドから飛び降り、大慌てで荷物に駆け寄った。

そして鞄の中から服を取り出して急ピッチで着替え、ドレッサーの前で手早く髪を梳かす。

昨日、雅さんと話し込んで、そのあとすぐ寝ちゃったんだよね。

あぁ、早起きして準備万端にする予定だったのに目覚ましつけ忘れるなんて……。

ーコンコンッ。

「? はい!」

誰だろう?

……え、もしかしてさっきのメイドさん?

もしかしてあれからずっと待ってたりして!?

私は手に持っていたクシを置いて、大慌てでドアまで駆け寄った。