何? いまの不気味な音……。
手をブンブン振っていると、突如、暗く低い音が廊下の方から響いてきた。
こ、怖すぎる……!
「ロビーの大きな掛時計ですよ。12時を回ったのでしょう」
あぁ、あの掛時計の……。
さっき通ってきたロビーに掛けてあった、印象的な大きな掛時計を思い出す。
雅さんの部屋に掛けられた時計を見ると、ほんとに12時を回っていた。
……梅乃くんの誕生日になったんだ。
「明日……いえ、もう今日ですね。夜に優羅さんの誕生日のお祝いと併せて、婚約の式典があるんですよ」
私の斜め前のソファに腰掛け、優雅に紅茶を混ぜながら、どこか寂しそうな目をしている雅さん。
そういえば、雅さんも梅乃くんと初対面なんだよね?
手をブンブン振っていると、突如、暗く低い音が廊下の方から響いてきた。
こ、怖すぎる……!
「ロビーの大きな掛時計ですよ。12時を回ったのでしょう」
あぁ、あの掛時計の……。
さっき通ってきたロビーに掛けてあった、印象的な大きな掛時計を思い出す。
雅さんの部屋に掛けられた時計を見ると、ほんとに12時を回っていた。
……梅乃くんの誕生日になったんだ。
「明日……いえ、もう今日ですね。夜に優羅さんの誕生日のお祝いと併せて、婚約の式典があるんですよ」
私の斜め前のソファに腰掛け、優雅に紅茶を混ぜながら、どこか寂しそうな目をしている雅さん。
そういえば、雅さんも梅乃くんと初対面なんだよね?