さ、さすがお姉さん……。

身長差があって梅乃くんのほうが断然高いのに、違う意味、お姉さんの方が上だ。

「恋々愛、男全員ムリだから……姉ちゃんがいると安心すると思う」

お姉さんは梅乃くんの言葉に少し驚いたように目を見開いたけど、すぐに気さくな笑顔で私に笑いかけてくれた。

「心配しないで! こいつらが変なことをしようものなら私がぶっ飛ばしてやるから!」

そう言って腕を曲げ、ニカッと笑うお姉さん。