♡恋々愛side♡

あれから、他愛もない話をしながら黒焦げチャーハンを食べた私と優羅くん。

もちろん、焦げなかったところは格別に美味しかったんだけど、予想に反して、焦げてるとこまで美味しくて……。

おかげで二人ともあっという間に平らげてしまった。

焦げてても美味しいなんて……。

優羅くんの味付け恐るべし。

ーキュッ。

「これで全部かな」

そう言いながら水道の水を止めてタオルで手を拭く私。

食器をひととおり洗い終わって、ふぅっと一息つく。