ど、どうしよう……これじゃ盗み聞きしてたのバレバレだ!

今更ドアを閉めても意味ないし、なんて言い訳をしたら……。

軽く冷や汗をかきながら頭をグルグルと回転させた、その時──────────

-バンッ!

「わわっ!」

!?

林山くんが顔を出してたドアが勢いよく開き、林山くんはその人に押しのけられて、勢いよく壁に激突……。

な、何!?

突然のことに体が縮こまってしまった私の目の前には茶髪ショートのキレイな女の人。

もしかして……いや、もしかしなくとも、この人が梅乃くんのお姉さん?

……確かによく見てみれば、梅乃くんに似てるような。

呑気にそんなことを考えていた私に対して、私を見るなり梅乃くんのお姉さんはどんどん目を丸くしていって──────────

「お、おんなのこーーーーー!?」