それが……その真っ直ぐな目が、重なったから──────────


『ごめんなさい……ずっと、依織くんを縛り続けて……』


あの日、俺に謝っていた恋々愛の瞳と。

なんでみんな謝るんだよ……。

悪いのは、最低なのは俺だろ?

恋々愛を傷つけた責任なんて、俺にしかないんだよ……。

罵れられたり、殴られたり、怒鳴られたり……そうされた方がどれだけ楽だろう。

『お前がやった事は犯罪だ』と、ハッキリと突きつけてもらえれば……俺は──────────

「それが、君が受けるべき罰だよ」

「えっ……」

クリニック初日。

カウンセリングの中で、草葉先生は俺にそう言った。