その間、私はいつも通りに気ままに過ごして……。

「恋々愛ちゃんが謝ることじゃないよ。言ってなかったんだから知らなくて当然だし」

そう言いながらいつものように優しく微笑んでくれる風磨くん。

「そうそう! ……それに、監視のためって言うのも否定できないし……」

「……え?」

苦笑いを浮かべる凛音くんの言葉に、私はキョトンと首を傾げる。

監視のためって言うのも否定できないって……。

「それ以外の理由って……?」

監視の他に一体なんの理由があるんだろう?

ー♪~♪♪〜。

再び鳴った軽快な音とともに、エレベーターのドアがゆっくりと開く。

「……気になって」