そして、クリスマスパーティーからあっという間に時は流れ、クリスマス、お正月と、月日はどんどん過ぎていった。

気づけば卒業まであと1ヶ月半を切り、みんなと特別寮で過ごすのも残りわずかとなってきた1月中旬。

いつものごとくホットドリンクを飲みながら、みんなとゆったり過ごしていた日曜日の昼下がりのこと。

「恋々愛」

「ん?」

優羅くんからのその提案は突然で。



「藍澤依織に会いに行こう──────────」