第1章 *始まりの朝* 4月… 外に出れば緩やかな日差しが 照りつけていて、淡いピンクの 桜が舞っている。 今日から私も高校生だ。 家を出て学校へと向かう。 門をくぐれば計り知れない程の 人間が集まっている。 クラス分けを確認してから 体育館に行くと 退屈な入学式の始まりだ。