転生-目覚めると悪役令嬢!?


「んっ……んん……」

無事に目を覚ましたルイーゼ

「姉さん!!!」
「ジュ……ディ………?」
「僕が居たのにこんな目に…ごめんなさい…」

ジュディは泣きながら目覚めたルイーゼに
謝っていたがその途端部屋のドアが開いた

「ルイーゼーーーー!!!」
「う……お母様……」
「貴方って人はどうしていつもそうなるの!」
「まあまあ 元気になったからいいじゃないか」
「あなた……分かりましたわ」
「ごめんなさい…もう無茶しません。」
「母上…父上…ごめんなさい…」
「?…どうしてジュディが謝るの?」
「ジュディは悪くないよ、大丈夫だよ」
「でも…僕がちゃんと止めていれば……」
「……ジュディ…大丈夫。私が悪かったの」

ルイーゼが倒れた事に
ジュディは自分の責任だと思っていた。
ルイーゼはジュディの元へ行き

「ジュディ?本当にごめんなさい」
「姉さん……」
「貴方は何も悪くないのよ?大丈夫」

泣いているジュディを優しく抱きしめたんだ

「本当は…このまま起きなかったらって…」
「大丈夫よ…ほら?こうして起きたわ」
「姉さん……」
「私ってどうやら…体が頑丈みたいなの」
「ルイーゼ!頑丈ではないのよ!」
「はいっ」

ジュディは母親に怒られるルイーゼを見て
泣き顔から、笑顔になった。
お説教も終わった頃部屋にノック音がし

「カイトお兄様!!!!!」
「ルイーゼ!ジュディ!!!!」

二人を満面な笑顔で強く抱きしめるカイト
そう。ルイーゼのジュディの兄だったのだ。
ふたりの兄の カイト・クライス は
魔法書で働いていてかなりの優等生だ。
イケメンで大らかで優しくてできた男。
そんなカイトは実はブラコン·シスコンなのだ
二人が世界で一番と思っているのだ。

「母上、父上、ただ今戻りました。」
「突然だったのね」
「今日戻るのは突然決まったもので…」
「話を聞かせておくれ」
「はい、父上」
「お帰りなさい、カイト」
「ただいまです、母上」