そこで、聖良くんとの会話を終えた。

迎えた日曜日─

遊園地だし、ラフな格好の方がいいよね。

グレーゼットを開けると、1番に凌さんからもらったワンピースが目に飛び込んできた。

「やっぱり、可愛い…」

もっと、可愛い子がこれを着て、凌さんの隣歩いたら、きっと凄くお似合いなんだろうな…

っ…なんて、何を考えてるんだろう…。

馬鹿なことは捨てなきゃ。

頭を横に振って私は手前にあった胸元Flowerと印字されたTシャツと水色のズボンを手に取った。

「うん、よし!これでいいよね。」

バックをとって、部屋を出ると、長谷部さんがちょうど廊下を歩いている所だった。

「花衣様、どこかへ行かれるのですか?」

「はい、幼なじみと、遊園地に。」